相続に関する予備知識

相続に関することはあまり知らない方が多いのが現状です。


自分のところには財産はないから大丈夫と思っている方も多いです。

しかし財産とは何も不動産や株や預金などだけを指す言葉ではありません。

借金もその財産に含まれるので注意が必要です。


今回は相続する財産がプラスになるのか、マイナスになるかわからない場合について説明していきます。
相続する財産がプラス財産ばかりの場合は何の問題もありません。


相続人が複数人いる場合に揉めないようにしっかりと協議を行えば良いだけです。

また明らかにマイナス財産が多く、相続しても借金しか残らないような場合は放棄すれば良いので、こちらも問題ありません。

問題なのは、財産がプラスになるのかマイナスになるのかわからないような場合です。

このような場合には限定承認という方法が取れます。




限定承認とはプラス財産を処分(競売などで現金化したりする)しマイナス財産の返済に充てます。



そして残った財産がプラスになる場合はそのプラス分を相続することができるというものです。

もしもマイナス財産の方が多く、プラス財産を処分して返済に充てても足りない場合は、その足りない分に関しては支払いをしなくても良いということになっています。



大変良いところ取りの柔軟な対応が出来る方法となっています。

ですので、財産がプラスになるかマイナスになるかわからないといった場合には、限定承認を利用するのが1番良い方法なのです。しかし現実には限定承認を行うには手続きの面倒さと、相続人全員で行わなければならないという壁があります。




例えば実家である家と土地を絶対に手放したくないなどという相続人がいる場合には、全員の意見が一致しないことになりますので、限定承認を行うことは不可能ということになります。

しかも相続があることを知った日から3か月以内に行わなければいけませんので、予めどういった方向で進めるのか、協議をしておくことをおすすめします。